2015年7月 スペイン旅行(2日目)
二日目の目的地は古都トレド。
まずはバルセロナからマドリードに移動する。出発前に日本からレイルヨーロッパで予約しておいたAVE(日本でいうところの新幹線にあたる鉄道)に乗り込み、ゆったりとした座席で約3時間。マドリード・アトーチャ駅に到着。
メモ
はじめは「スペインの鉄道で寝たら盗難にあうのでは!?」とかなり警戒していた。眠くなった時も二人で交代しながら休むなどの対策は怠らなかったが、AVEなどの高速鉄道はある程度安全な印象であった。一等席だったためか、足元にスーツケースをおいても余裕があるくらいの広さがあった。
トレドの後にマドリードに戻ってくるため、マドリード・アトーチャ駅内のロッカーにスーツケースを預けることにした。ロッカー室に入るにもセキュリティチェックを受ける必要があるし、職員も常駐しているため、安心して預けることができそうだ。スーツケースが二つ入る中サイズのロッカーは、一日で3.60ユーロ。24時間を超えて預けた場合は、もう一日分を追加で支払う仕組み。
マドリード・アトーチャ駅は、少しピリピリしているというか、油断できないような雰囲気を感じた。いかつい銃を持った警官がたくさんいたり、突然「アミーゴ!」と声をかけ、小銭をせがんでくる人がいたり。それらを気にしなければ、ショップはあるし、カフェなどもあるし、大きいし、時間を潰すのには苦労しなかった。
その後、これまた日本で予約していたAVANTでトレドに向かう。マドリードからトレドまでは約30分。長距離移動が続いていたため、この移動はとても短く感じた。トレドの駅はおしゃれというか、ちょっとした教会みたいだった。
そして、トレドの街も暑かった。散策するのは早々に諦めてホテルに向かう。二日目の宿はパラドール デ トレド。パラドールとは歴史的な建造物を宿泊施設にしたもので、歴史を感じる空間と快適な宿泊施設が融合している。
メモ
パラドール デ トレドに宿泊する際は、以下の点にはご注意ください。
- 今回の旅行ではFreeのWifiが使える宿が大部分であったが、パラドール デ トレドでは使えなかった。
- セーフティーボックスの使い方が特殊であった。一般的な暗証番号を登録するタイプではなく、「クレジットカード等、手持ちの磁気カードをセーフティーボックスのキーにできます。」という説明書きがあった。そもそもクレジットカードをしまっておきたいのに・・・。結局、貴重品は持ち歩いていました。
- 今回の旅行で宿泊した宿のほぼ全てに言えることですが、冷蔵庫が意外と簡易的で、冷却機能が低いように感じた。水や食料を冷やしたい場合は、かなりの時間がかかることを想定しておいた方が良さそうです。
パラドールはトレド以外にもありますが、小高い丘や見晴らしの良い場所にあることが多いようです。シティビューの部屋からは素敵な景色が望めました。テラスにはテーブルと椅子も用意されており、昼・夕日・夜景・朝日など、景色に見とれて多くの時間をそこで過ごしました。話をしたり、ぼーっとしたりと、たいしたことはしていないのですが、満たされた時を過ごすことができました。
昼の景色
夕日
夜景
朝日
スペイン旅行(3日目)に続く。