うたた寝ラウンジ

Lounge for Nap

大菩薩嶺

よく行く本屋さんには「山と高原地図」のコーナーがあるのだが、奥多摩や高尾などと共に多くの在庫を保有していたのが「大菩薩嶺」だった。実は聞いた事もなかったのでちょっと気になって調べてみた。ネットで調べると「大菩薩嶺」の他にも「大菩薩岳」や「大菩薩山」などの表記も見られる。景色も良く、自分のレベルからみるとそこそこお手軽な山のようだ。いつか行く山の候補にしていたのだが、いい具合に紅葉しているようなので行ってみることに。

・日時
 2011/10/29

・コース
 上日川峠 ー 福ちゃん荘 ー 大菩薩峠 ー 雷岩 ー 大菩薩嶺 ー 雷岩 ー 福ちゃん荘 ー 上日川峠

・その他
 1. 中央自動車道 勝沼ICより、カーナビの指示に従って上日川峠に向かう。
  観光協会のHP(参照)もあるがあまり参考にならないかも知れない。

 2. 勝沼ICから上日川峠までの間のコンビニ(セブンイレブン)は一件のみ。


人気がある山で、しかも紅葉シーズン。混むだろうな・・・と思ったので早く行って早く帰るという計画にしてみた。目的地に向かい、通り慣れている圏央道・中央道を進む。(「通り慣れている」というのも選んだ理由の一つ。)カーナビの指示に従い、山道へ。目的地に近づくにつれ、道幅が狭く、対向車とのすれ違いが出来ない箇所もあるので注意が必要。

そういえば、カーナビの目的地設定にはちょっと戸惑ってしまった。目的地である上日川峠が候補に出てこなかったからだ。”かみひかわ”、"かみにちかわ"などと入力してもダメで、最終的には"ロッジ長兵衛"で検索した。後ほど調べたら上日川は"かみにっかわとうげ"と読むようだ。

対向車もないし、同じ方向に進む車は一台のみ。そんなに早く来る必要は無かったかも?と思いつつ、目的地に到着。着いてみると駐車場には車がたくさんあったが、道沿いの登山口に近い駐車場に停められた。駐車場は公営で無料とのこと。近くに停められない場合、だいぶ遠い所に停める必要があるらしく、やはり早く出てきて正解だったようだ。

ロッジ長兵衛から車道を進む。途中で左に折れると登山道もあったようなのだが、気がつかなかった。どちらを進んでも福ちゃん荘にたどり着くことができ、距離もたいして変わらない。紅葉を見る事ができたが、ピークというわけではない。見頃は過ぎてしまったのか?それともこれからなのか?はよくわからなかった。福ちゃん荘までは20分ほど。ゆっくり進む。

福ちゃん荘から先はルートを選ぶ事が出来る。唐松尾根を登るルートと大菩薩峠を経由するルートだ。そこそこ人もいたのだが、みんな唐松尾根方向に進んでいる。そんなわけで自分は大菩薩峠ルートへ。

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しばらくの間は林道で展望もなし。周りに人はおらず、ペースを崩される事も無く、静かに進める。落ち葉が地面に落ちる時に発するバチバチという音が心地よかった。贅沢。

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歩き始めは寒かったが、そのうち暖かくなってくる。
日陰には氷(と言ってよいか?は分からないが・・・)もあった。

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それほど勾配もきつくない。若干開けた景色と紅葉を見ながら進む。

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そうしている間に大菩薩峠に到着。一気に景色が開ける。
天気も良く、見晴らしは最高。
空の青さが際立つ。

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富士山のシルエットと周りの山々の感じが水墨画みたいだった。きれい。

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さらに登っていく。

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尾根を進むのだが、常に左手の方向に富士山を見る事が出来る。

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賽ノ河原、と書いてあった。怖いところ?

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周りの紅葉はこれからか?

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青 vs 赤

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たまにこんな所があったり。
注意して登る。

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そういえば、ちょっと息苦しいかも。

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Mt.Fuji

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そうこうしているうちに、雷岩に到着。
景色に見とれていたので、時間も短く感じた。

雷岩には多くの人がいた。景色も良いので自分もここで休憩。食事をとる。雷岩は「ここが山頂です」と言われても文句も出ないような場所であった。実際は少し奥まった所(雷岩から10分くらい)が最も標高の高い場所なのだが、展望も無くそこにとどまる人は少ない。山頂まで往復し、もう一度雷岩で景色を堪能してから下山を開始。唐松尾根を下る。

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唐松尾根ルートの山頂付近は傾斜がきついが、こちらから登ってくる人の方が圧倒的に多い。
自分はトレーニングをしたかったので「こちらのルートから登ってくれば良かった・・・」とも思ったり。

谷川岳の岩場を思い出すような所も何カ所かあった。

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岩場を過ぎると展望はなくなるが、紅葉を楽しめる。

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登り初めの時は気づかなかったが、太陽を浴びると紅葉が映える。
なだらかな道を下り、福ちゃん荘を経由して出発地点のロッジ長兵衛に戻る。

戻ってみると、かなりの人がいた。車もいっぱい。早めに行動して良かった・・・。たまたまお話した方から温泉の情報を入手する。事前に調べて行こうとしていた温泉よりもオススメの温泉があるという。やまと天目山温泉というらしい。勝沼ICへの最短ルート上という事もあり、行き先を変更。良い湯でした。

今回のログ。
2011.10.29.07.29.11.html 直