至仏山
友人に連れられて何度か山に登って来たが、今後も続けられる趣味になりそうなのでカテゴリに追加してみた。そんなわけで、日記として書くのはこれが初めてとなる。
・日時
2011/08/11
・コース
鳩待峠 ー オヤマ沢田代 ー 小至仏山 ー オヤマ沢田代 ー 鳩待峠
訳あって今回は友人(登山に関しては師匠)抜きでの挑戦。計画から何から自分でやってみた。思い立ってから実行に移すまでの時間も少なかったため、見ず知らずの所は避け、ある程度知っている場所に行く事に。今回選んだ尾瀬は何度か行っているのだが、「いつもと全く同じではつまらない」ということで、少しだけ違うコースを選ぶ。もちろんコースの調査だけは念入りに。
何度か行った事もあるので、登山口となる鳩待峠までは何の問題もなく到着した。この日はマイカー規制が解除されており、鳩待峠まで自分の車で行く事もできたのだが、何やら嫌な予感がしたのでバスで移動する。鳩待峠に着くまでの間、2つの事実が判明する。これが悪い予感の正体だったのか?
一つは先日の集中豪雨で軽く地滑りしていたこと。所々コーンが立てられ、運転しづらそうだった。もう一つは鳩待峠の駐車場が満車になったこと。マイカーで登った人たちが続々とUターンしていた。この人たちは一時間はロスしただろうなぁ・・・。
事前の情報収集で「熊が出る」と書かれていたため、鳩待峠で熊鈴をお買い上げ。いつもは師匠に着いて行くだけだったので、あまり気にしてなかったけど今回はそうもいかない。買ったばかりの熊鈴をつけ、ストレッチしてから、さて出発!
最初の1kmは余裕。
気持ちいい。でも、ちょっと蒸し暑い。
道がえぐれてたり・・・。雨の影響か?
ちょっと雰囲気が変わって来た感じ。
えっと、ここ入って行くの?
この辺りから、熊鈴を意識的に鳴らし始める(怖)
「ドラクエの実写版があったらこんな感じかなぁ」とか考えてしまうような風景。
茂みの中からガサガサという音と何かの気配を感じる。怖ぇ・・・。
今回恐れていたのは熊と蛇。
熊は言うまでもないが、蛇が子供の頃の出来事がトラウマでいまだに苦手。
ダメだと分かってはいるのだが、恐怖もあって自然と早足になってしまう。
早足や大股歩きなどは、足に負担がかかるらしい。
熊対策には、話し声や歌も有効らしい。
(愉快な友人たちのせいで)真っ先に頭に浮かんでしまったのは「森の熊さん」。
”ある日♪ 森の中♪ 熊さんに ~~”
出会っちゃだめでしょ。。
2km地点に到着。
所々で景色が見えたり、一部整備されていたけど、ちょっと苦手な感じの道だった。
やっとまともに景色の見える所に出た!
ちょっと雲行きが怪しい。
ここまでの道すがら、けっこうな数のトンボを見かけた。
あと、蜂や虻につきまとわれた。特に蜂はでかくて焦った。
でっかい岩。
尾瀬ケ原は晴れているらしく、そこだけ光が当たっていた。
ゴツゴツした岩が増えて来た。
蛇紋岩といって、けっこう滑るので要注意。
ちょっと目を離した隙に、尾瀬ケ原を照らしていた光もなくなる。。
オヤマ沢?の看板。
撮影をミスったわけではなく、看板自体が斜めっていた。
またまたでっかい岩。
ガスってきた・・・。
オヤマ沢田代。
ベンチがあったので、すこし休憩。
雲?霧?の隙間から見える尾瀬ケ原は晴れてたり・・・。
でも、ちょっと目を離すとこの通り。
岩が増えて来た。
落ちたらヤバい、というところもいくつか・・・。
行きよりも帰りの下りの方が気を使った。
小至仏山到着。
普段はけっこう景色が良いらしいのだが・・・。真っ白。
晴れるかな?と思ってしばし休憩。
曇っていたし標高も高いので、止まると一気に寒くなった。要注意。
小至仏には先客が一名いた。
お話したり、写真を撮ったりしながらしばらく待っていたのだが、
晴れる気配はなく、むしろ霧で数メートル先も見えないくらいになって来た。
こりゃいかん、というわけで至仏山の山頂をあっさりとあきらめて下山。
まぁ、こういう事もあるよね。
下りは来た道を戻るのみ。
特に問題はなかったが、やはり恐怖から早足になってしまった。
そんなわけで、翌日は筋肉痛・・・。
今回感じたこと。
・トレッキングシューズ凄い。
道のコンディションが悪かった事もあるけど、スニーカーでは厳しかったはず。
何回かトレッキングシューズで登山をしたが、今回は特にその効果を実感した。
・トレッキングウェア凄い
速乾性に優れたウェアは必需品。
普通の服との違いは歴然。
・アクシデントについて
熊とか蛇とか(これまでノーマークだった)蜂とかに対して、もう少し知識が必要だと思った。
夏休み中に、もう一カ所くらい登りたい!