うたた寝ラウンジ

Lounge for Nap

頭痛の治し方

 

 

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数年前から悩んでいた頭痛の治し方(正確には頭痛の和らげ方)が分かった。もっと早く知っていればだいぶ楽だったのに・・・とも思うが、あの辛い痛みに耐える方法が知れたのは素直に嬉しい。
 
結論から先に書くと、私の頭痛は「偏頭痛」と呼ばれるものだった。専門医で診察を受け、処方された薬も効いたので間違いないはず。この記事では私の体験した頭痛と、その治し方(痛みの和らげ方)を書いてみる。頭痛にもいろいろあるようなので全ての頭痛持ちの人に当てはまるわけではないが、この記事を読んだ頭痛持ちの人が、頭痛について考えるきっかけになればと思う。
 
初めての頭痛
頭の痛みにもいろいろあるけれど、初めて偏頭痛の痛みを感じたのは約10年も前のことだった。今でこそ「偏頭痛の痛みだった。」と言えるが、当時は単なる頭の痛みであった。風邪の前兆かと思って薬を飲み、ひと晩寝たら治っていた。
 
その後の頭痛
その後も、時々ではあるが同じような痛みを感じる事が増えた。相変わらずひと晩寝れば治るのだが、痛みは強かったり弱かったりとその時によって違っていた。頭痛になる時には何かのきっかけがあるわけでは無く、頻度も月に1〜2回ほどであった。
 
痛みについて
頭と言えば頭なのだが、首から肩にかけて痛みがあるような感じ。また、血流や鼓動を感じるような感覚もあった。症状が重い時は、吐気、妙に明るい視界、音やにおいにも敏感になるような事もあり、起きているのも辛いくらいの状態になる。
 
対策
寝れば治る事が分かっていたため、寝るのが一番の対策であった。しかし、仕事中など横になる事ができない状況で発症した場合は我慢するしか無かった。「医者に行ってもたいした結果は得られないだろう。だったら寝てる方が楽で良い。」という考えから、医者に行く事もなく、薬は市販の頭痛薬(バファリン)を飲んでみたが、あまり効きは良くなかった。マッサージをする、お風呂に入る、患部や首、肩を暖めるなどしてみても、症状が軽減される事はなかった。
 
転機
頭痛を感じると行動が制限されてしまう。やりたい事があってもうまく集中できないし、症状が重い時にはそもそも寝るしかない。そんな状況にだんだんイライラして来たため、本格的に頭痛について調べてみようと考えた。インターネットで少し調べるだけで、頭痛の情報はたくさん見つかった。その中でも「頭痛はかかりつけの医者などではなく、専門医の診察を受けるのが良い。」という言葉が特に気になり、すぐに検索。初めて頭痛科なるジャンルを知った。
 
初めての頭痛科
これまで頭痛を感じつつも医者に行かなかったのは、あまり医者に良いイメージが無かった事が原因である。学生時代に風邪をひいて医者に行った時、1時間以上待った後に「風邪ですね。」のひと言で診察を終了されて以来、ほぼ医者には行っていなかった。「今回も似たような対応だったら無駄足だな。」とも思ったが、とりあえず行ってみる事にした。
 
結果は・・・とても満足のいくものであった。
 
受付でのアンケート、医者による問診、神経所見など、かなり細かな診察が続く。まさか握力を測定したり、足の裏をくすぐられたり、目を閉じて片足立ちまでさせられるとは思っていなかったけれど・・・。医者に行ってあれほどたくさんの言葉を交わした事は無い、と思えるほどたくさんの話もした。「偏頭痛と思われる。」という診断が下ってからは、予防と対策について多くの事を教えてくれる。事前に気になる事を書き出して持参したのだが、それらについても丁寧に回答をしてくれた。(我流の「患部を温める。」という対策は逆効果であることも判明した。)最後に薬を処方され、診察は終了。診てくれた先生によるのかもしれないが、さすがに専門医は違うと思った。
 
頭痛の治し方
単に頭痛といってもいろんな種類があるし、対処方法も異なるようだ。中には命に関わるものもあるので、気になる事があれば一度頭痛科に行ってみることをオススメする。私が実際に診てもらった時には症状が出ていなかったため、診察というよりは相談という感じであった。しかし、そのような感じで相談にくる人もけっこう多いようだ。「よく分からないけれど、何となく市販薬でごまかしている。」というよりも適切な診断、対策、薬があった方が、気持ちの上でも良いと思う。
 
専門医の見つけ方
インターネットを調べていて「日本頭痛学会」という組織を見つけた。その学会で認定されている病院の中から、自宅に近い病院を選んでみた。認定医として名前があっても、病院として「頭痛科」などが無いものもあったため、そんな病院は避け、「頭痛科」がある病院を選んだ。一度受診してみて、イマイチなようであれば、別の病院に行ってみるのも良いだろう。