うたた寝ラウンジ

Lounge for Nap

うどん作り体験

ふとした思いつきで、うどん打ち体験に行ってきた。場所は秩父古沢園というところ。指定の時間に古沢園を訪れると、一番初めに指示されたのは手を綺麗に洗う事。素手で食べ物を扱うため、この作業は必須である。

手を洗った後、うどん打ち会場に移動する。今回は30名ほどの団体さんが同じコースに参加していたのだが、一人につき一つのうどん打ちセットが用意されていた。

 

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用意されていたのは以下の6つ。
  1. 白い紙容器に入った打ち粉
  2. 作ったうどんを入れるためのプラスチック容器
  3. 打ち棒
  4. 包丁
  5. ビニール袋に入った生地
  6. まな板
 
生地は作ってから少し寝かせる必要があるため、あらかじめお店で用意しておいてくれたとのこと。生地の原料は、小麦粉、塩、水のみだそうだ。実は生地から作ってみたかったので、ここは少し残念。
 
まずは注意点を説明してもらう。
  • うどん打ちは時間が勝負なので、なるべく短い時間で作った方が良い
  • 生地を乾燥させては駄目
  • 条件(作る人、気温、湿度、などなど)によって味が変わる
  • 生地は衝撃に弱い


次に説明を受けながら、うどんを作っていく。素手でうどんを触っているため、作っている間はメモも取れないし写真も撮れない。分かりにくいけれど覚えている限りをメモしておく。

  1. ビニールに入った生地を踏む。この作業で味が決まるほど重要な作業なのだそうだ。ビニールが破れないようにビニールの真ん中に生地を置き、体重をかけてゆっくり伸ばしていく。(ドンドンと踏みつけたり、まな板に叩き付けたりして、衝撃を与えてはならない。)生地が広がって来たら生地を畳んでビニールの真ん中に置いて・・・という作業を繰り返す。生地を触った時に手触りが変わってモチッとして来たら完成。
  2. 広がった生地の端を少しずつ畳んで肉まんのような形にしたら、肉まんの突起部分を下にして、手で少しずつ伸ばしていく。
  3. ある程度の大きさになったら、打ち棒に巻き付けて生地を伸ばしていく。大事なのは厚さを均一にすることと薄く伸ばすこと。厚さが均一でないと茹でた時にムラが出来てしまい、また、厚すぎるとなかなか茹であがらないとのこと。
  4. 山折りと谷折りを交互に繰り返し、伸ばした生地をたたむ。
  5. 切る。
  6. 後からくっつかないようによくほぐし、ある程度の量にまとめて出来上がり。約4人前くらいのうどんが出来る。


作ったうどんは野外のバーベキュー場で調理し、食べる事が出来る。(これも要予約。)秩父の伝統料理である「ずりあげうどん」が用意されていた。薬味は以下の6つ。

  1. かつおぶし
  2. ネギ
  3. ごま
  4. 紅ショウガ
  5. 青のり
  6. たれ(濃いめの醤油のようなもの)

 

 
たっぷりのお湯でしっかりと茹でて、出来上がり。
 
「自分で打ったうどん」という満足感も加わって、やはり美味しかった。食べきれなかった分は持ち帰って後日食べてみたのだが、明らかに味が落ちていた。うどんは作り立てが一番美味しいようだ。
 
人数が多かったのできめ細かく教えてもらえなかった、という不満点はあったが、それ以外はかなり満足なうどん打ち体験だった。生地の作り方を覚えたら、自宅でも作ってみたい。